ペリカン スーベレーン M400 茶縞(Pelikan M400 Tortoiseshell-Brown)

こんにちは文虫です。

世間様はGWですがフリーランサーの私にはあまり関係無かったり・・・
それでもクライアントが休みの所も多いので多少ゆとりがでますね。

さて今日はペリカン、M400の茶縞ことトータスシェルブラウンです。

茶縞ことトータスシェルブラウン

ペリカンの茶縞は過去に何度が限定販売されているのですが、見かける度に「欲しいなぁ・・・」と思い悩み、そんなこんなしているうちに毎度売り切れとなっていました。
今回はそうなる前に購入。やっとの事で初茶縞です。

きっとまた限定と言って茶縞を販売することと思いますが(笑)

念願の茶縞スーベレーン


茶縞は構造的には通常ラインナップのM400と違いはなく、カラーが異なるのみです。
同軸が茶縞である事はもちろんなのですが、首軸やキャップの黒色の部分も少しブラウンになっています。

独特の茶縞模様

M400なのでサイズはキャップ込みで12.5㎝前後と小ぶり。
その為、スーツのポケットなどだいたいのポケットに挿せるサイズで太さも1㎝弱と異物感もなく自然に携帯できます。
重さだってインクを入れても約16gと非常に軽量!これは使い勝手が良い。
オフィスなどでの実用観点でいくとM400(同200)クラスの大きさがベストでは?

軽くて小さくて勝手は最高

ニブは14金でトータスシェルブラウンの場合はバイカラーニブです。
ペリカンの場合は目立つペリカンマークと紋様が入っているので一見して
スーベレーンである事がわかります。
カッコいいニブなので文虫的にはカスタムしたくなってしまいます。
(そのうちしよう!)

ペリカンといえばこのニブデザイン


さて肝心の書き心地ですが・・・
箱出し状態ではあるのですが少々物足りない印象です。
金ペンらしい柔らかいコシはあるものの少しだけ筆記抵抗を感じる。
これはペン先がEFだからというわけではなくMでもBでも同様の傾向にあり、接地面積が大きいBのほうが幾分滑らかさは増すものの根本的な抵抗感が同じなのです。

わずかな筆記抵抗感あり

新品ゆえしばらく使用する事で変化しますし、調整する事でガラっと変わるですが第一印象って結構響く部分です・・・
ペリカンというブランドは万年筆ではトップブランドの一つなので人によっては「スーベレーンってこんなもの?」なんて思われるのではないかと要らぬ心配をしてしまいます。
初めての方!がっかりしないで下さい!調整すれば最高の書き味になりますから!

ちなみにペリカンがてがけているPorscheDesignの万年筆は箱出しでも素晴らしい筆記感だったんですが何ででしょう?組み上げや調整などのラインが異なるから?
(P'3110シリーズの形状のニブは傑作と感じさせる書き味の個体が多かった)


バランス最高!

まとめ
書き込心地の部分をちょっと辛めに書きましたが万年筆としての完成度は高く、吸入式ならではの大容量タンク、4条ねじ使用で簡単にはずれるキャップ、普段使いに最適なサイズ、長文筆記でも疲れない軽さ、設計としては最高のバランスを持った万年筆です。ブランド力もあり、スーツでお仕事される方へのプレゼントにも最高だと思います。





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