トンボ鉛筆 ZOOM505 (Tombow ZOOM 505 BW-2000LZ)
1986年登場のローラーボール
ZOOM 505
小学生の頃,お世話になっていたトンボの文房具
中学にはいってからは自然と使う機会が減ったトンボの文房具
先日帰路で立ち寄った文房具屋さんにてZOOM 505を発見。
じっと見つめて、おもむろに手に取り そのままレジへ・・・
現在2014年
登場から28年というロングセラーのZOOM505を初購入してみました。
今回はZOOM505、ローラーボールの記事を書いてみたいと思います。
・外観について
まずは外観から。
ヘアライン加工されたアルミボディにゴールド色のような
アルマイトが施されており、高級感があります。
色はシルバーという事ですが、どちらかというと
シャンパンゴールドと言った方がしっくりきます。
全長:138mm
軸径:13.5mm
重量:31g(実測)
ボディ:24g(実測)
キャップ:7g(実測)
実際に手で持った第一印象は、長すぎず短すぎず丁度良い。
尻軸からペン先までは125mm程。
丁度キャップを払ったカスタム74等とほぼ同じ。
・重心位置について
手にした時に、第一関節と第二間接の間に
丁度重心がくる低重心設計です。
私はキャップを尻軸に装着しないで使用するタイプですが
ZOOM505はキャップが僅か7gと金属ながら軽量で
カスタム74の樹脂キャップでも10g程ある事を考慮すると
いかに軽いかがわかります。
これだけ軽いと「キャップは尻軸につける派」の人でも
重心位置の変化は気にならないレベルだと思います。
軸そのものの径は約13mmとやや太め。
メーカーは極太と紹介しまいますが、全体的に太めの
軸のペンが昨今では、言うほど太くは感じません。
同じアルミアルマイトボディのLAMYアルスターと比較してもほぼ同じくらいの太さです。
登場時は市場の中では太い部類だったのかもしれません。
キャップのロゴデザインも現行の新しいロゴに変わっており
以前のデザインよりも洗練された感があります。
現代的なデザインを取り扱うZOOMシリーズには良くマッチしていると感じます。
分解方法については説明する程のものでもありあませんね。
基本くるくると回すだけです(笑)
さて、ここで目に付くのはリフィルのBK-L5Pという純正リフィル。
透明なので中が見えるのですが、まるで万年筆の
ペン芯のようなクシが特徴的です。
インクは顔料インクで、耐水性があるそうです(テストはしてませんが)
もちろん書き味は水性ローラーボールらしく、特有の滑らかさを伴って
線を描いていきます。
私はこの書き味が好きでボールペン使うよりも
ローラーボールを優先的に使うようにしています。
ただ日本ではローラーボールっていまいち人気無いんですよね・・・
(あまり店頭に置いてない)
個人的には書き味については
万年筆>ローラーボール>シャープペンシル>ボールペン
の順で好みです。
もちろん、これは全体的な話であって大好きなボールペンもあれば
微妙な万年筆もあるので一概には言えませんが・・・
こういう手のこんだリフィルをジュース一本くらいの金額で利用できる事は凄いですよね。
そして
ちゃんとリフィルの文字やロゴにも金色で着色されています。
大量に生産するメーカーだからこそこういう小さなコストも馬鹿にならない気がします。
ですが、こういう所からうっすらとメーカーの考え方や姿勢が見えてくる気がします。
「神は細部に宿る」的な?
感想
海外製のものは価格と製品の品質が比例するイメージですが
ZOOM 505は違うと言えると思います。。
丁寧なヘアライン、キレイなアルマイト処理、整った成型、外観からは
2千円クラスのペンとは思えない程。
1986年から続くロングセラーらしい完成度の高さです。
もちろん、構造等で値段なりの部分もありますが
うまくまとめていると思います。
私には初めての505ですが、きっとこれまでに幾度も
小さな改善を積み重ねてきたのではないでしょうか?
熟成された品だと感じる一本です。
きっと学生の時から使っていたら手放さなかった気がします。
また価格的にも安価なので、あまり気を使わせない
軽いプレゼントとしても凄い良いと思いました。
よくプレゼントする商品に迷うと高価なものを選び、自信を
金額やブランド名でカバーしようとする心理がありますが
(よくわかんないから、とりあえずブランド物選んどけ的な)
自分が良いと思える製品はたとえ金額に関わらず
自信を持って渡せますよね。これはそんな「良い」製品の
ひとつだと感じました。
PS:個人的に「こりゃ駄目だ!」な製品もあるんですが、
あえて取り上げるのも失礼かなと・・・
文房具 ブログランキングへ
ZOOM 505
小学生の頃,お世話になっていたトンボの文房具
中学にはいってからは自然と使う機会が減ったトンボの文房具
先日帰路で立ち寄った文房具屋さんにてZOOM 505を発見。
じっと見つめて、おもむろに手に取り そのままレジへ・・・
現在2014年
登場から28年というロングセラーのZOOM505を初購入してみました。
今回はZOOM505、ローラーボールの記事を書いてみたいと思います。
Tombow ZOOM 505 |
まずは外観から。
ヘアライン加工されたアルミボディにゴールド色のような
アルマイトが施されており、高級感があります。
色はシルバーという事ですが、どちらかというと
シャンパンゴールドと言った方がしっくりきます。
滑らかデザイン |
軸径:13.5mm
重量:31g(実測)
ボディ:24g(実測)
キャップ:7g(実測)
実際に手で持った第一印象は、長すぎず短すぎず丁度良い。
尻軸からペン先までは125mm程。
丁度キャップを払ったカスタム74等とほぼ同じ。
・重心位置について
手にした時に、第一関節と第二間接の間に
丁度重心がくる低重心設計です。
私はキャップを尻軸に装着しないで使用するタイプですが
ZOOM505はキャップが僅か7gと金属ながら軽量で
カスタム74の樹脂キャップでも10g程ある事を考慮すると
いかに軽いかがわかります。
これだけ軽いと「キャップは尻軸につける派」の人でも
重心位置の変化は気にならないレベルだと思います。
軸そのものの径は約13mmとやや太め。
メーカーは極太と紹介しまいますが、全体的に太めの
軸のペンが昨今では、言うほど太くは感じません。
アルスターとサファリ |
登場時は市場の中では太い部類だったのかもしれません。
現行のロゴ |
以前のデザインよりも洗練された感があります。
現代的なデザインを取り扱うZOOMシリーズには良くマッチしていると感じます。
分解 |
基本くるくると回すだけです(笑)
さて、ここで目に付くのはリフィルのBK-L5Pという純正リフィル。
透明なので中が見えるのですが、まるで万年筆の
ペン芯のようなクシが特徴的です。
インクは顔料インクで、耐水性があるそうです(テストはしてませんが)
もちろん書き味は水性ローラーボールらしく、特有の滑らかさを伴って
線を描いていきます。
私はこの書き味が好きでボールペン使うよりも
ローラーボールを優先的に使うようにしています。
ただ日本ではローラーボールっていまいち人気無いんですよね・・・
(あまり店頭に置いてない)
個人的には書き味については
万年筆>ローラーボール>シャープペンシル>ボールペン
の順で好みです。
もちろん、これは全体的な話であって大好きなボールペンもあれば
微妙な万年筆もあるので一概には言えませんが・・・
クシ溝が見えます |
そして
ちゃんとリフィルの文字やロゴにも金色で着色されています。
大量に生産するメーカーだからこそこういう小さなコストも馬鹿にならない気がします。
ですが、こういう所からうっすらとメーカーの考え方や姿勢が見えてくる気がします。
「神は細部に宿る」的な?
安いと思いませんか? |
感想
海外製のものは価格と製品の品質が比例するイメージですが
ZOOM 505は違うと言えると思います。。
丁寧なヘアライン、キレイなアルマイト処理、整った成型、外観からは
2千円クラスのペンとは思えない程。
1986年から続くロングセラーらしい完成度の高さです。
もちろん、構造等で値段なりの部分もありますが
うまくまとめていると思います。
私には初めての505ですが、きっとこれまでに幾度も
小さな改善を積み重ねてきたのではないでしょうか?
熟成された品だと感じる一本です。
きっと学生の時から使っていたら手放さなかった気がします。
また価格的にも安価なので、あまり気を使わせない
軽いプレゼントとしても凄い良いと思いました。
よくプレゼントする商品に迷うと高価なものを選び、自信を
金額やブランド名でカバーしようとする心理がありますが
(よくわかんないから、とりあえずブランド物選んどけ的な)
自分が良いと思える製品はたとえ金額に関わらず
自信を持って渡せますよね。これはそんな「良い」製品の
ひとつだと感じました。
PS:個人的に「こりゃ駄目だ!」な製品もあるんですが、
あえて取り上げるのも失礼かなと・・・
文房具 ブログランキングへ
こんにちは、連休はお休みされましたか?
返信削除私も水性ペンの書き心地が好きで、最近購入したものではOHTOの錦というシリーズもので赤、青、茶の三本をそろえてしまい、しかも三色ともリフィルまで交換して(ohtoはブルーブラックがあります)
しまいました!
この会社なセラミック製リフィルは
良い物はとても気持ち良いのですがブルーなどあまり売れてないものは商品自体が劣化しています。(青芯、赤芯等何本か購入した末の結論です)
それでも当たりの物はとてもスラスラ書けて好きです。
プレゼントをあげる側の心理の部分確かにとても納得しましたしそれに対する文虫さんの『良い物は良い』という
お考えとても誇り高いものを感じました。
錦は軸がとても綺麗ですがあんまりバランスがよくないです。
淡路さん、こんにちは
削除連休は家族サービスを頑張ってみました。
書き味を意識していると、ローラーボールの書き味は無視できませんよね!
OHTOの錦は使った事ありませんが、OHTO製品は隠れた名品が多いイメージです。
私もOHTOのMF-T25DBN(竹軸)を図面書きで使用しています。
OHTOのニードルポイントは定規を使用した筆記に重宝してます
リフィルの件はとてもよくわかります。
OHTOのニードルポイントリフィルを出先の
文具店にて、まとめ買いをしたのですが、購入したリフィルの
約7割がインクが全くでず、ショックを受けた事があります。
ストック期間が長そうなお店だとそういうリスクがありますよね。
OHTOの錦、写真で見ましたがキレイですね!
帰りに文具店に寄って現物を見てみようと思います。
はじめまして。去年末辺りから文房具好きになり始めて、万年筆デビューのために
返信削除PILOTのコクーンを買おうか迷って検索してたら、このサイトにお邪魔することになりました。
結果コクーンは勿論、このZOOM505も購入することになりました(笑)
文虫 さんのレビュー(特に写真に写ってる素敵なまとめノート?)を見てると
私の頭の中の購入欲がグイグイ促進されます。
ただ、ZOOM505は自分がシャーペン不足だったので
0.9mm芯のシャーペンverを購入しました。結果、程よい重さと太さで非常に満足しています
そのうちローラーボールverもお店で試し書き等できたら色違いで購入しそうです(笑)
これからもレビュー頑張ってください!
白猫黒猫さん
削除はじめまして、文虫です。
ZOOM505購入されたのですね!おめでとうございます。
シャープペンシルの505は使用した事がないので
とても気になる所です。
コクーンも購入されたのですね、万年筆デビュー
にはとっっても良い万年筆だと思います。
ボールペンとは違う直液式の505ローラーボールの書き味も
なかなか良いと思いますので、是非試筆してみて下さい!
こんなブログでも見てくれている方がいるかと思うと
とても励みになります!これからも地味に続けていこうと
思います!
良い文房具ライフを!!