ロットリング イニシャル 万年筆 (rotring initial fountain pen)
ロットリング
ステッドラー程ではないですが、ドイツのハンブルクに本社を置く
こちらも有名な製図筆記具メーカー。
思えば初めてロットリングの製品を触ったのは小学校生の頃。
父から貰ったロットリングの製図用コンパス。
小学生が持つにはあまりにも不釣合い(笑)
その頃の影響か、今でもステッドラーよりもロットリングの
ほうが格好良いと(勝手に)思い込んでいます。
そんなわけで?
今回は私が好きなロットリングの万年筆
「イニシャル」をレビューしたいと思います。
外観はメタルボディーらしい金属感を前面に出したクロームメッキ仕上げ
材質は黄銅なのでニッケルの下地にクロームを施しているのではないでしょうか。
(もしかすると直でクロームかもしれませんが)
重量も45gと見た目に違わぬ重さです。
重い万年筆は嫌われる傾向が強いですが、剛性感の強いニブと相まって
ソリッドな筆記感です。
ルックスといい剛性感といい、なんだかポンチみたいですね
(ポンチって知らない方のほうが多いかな? 工具の種類です)
しなりという曖昧な「あそび」を排し、狙った位置でしっかり止める事を重要視する
姿勢はいかにも製図用品メーカーらしいですね。
そしてポンチっぽい(笑)
ハート穴のない特徴的なニブデザインがなんとも近未来的な雰囲気です。
そしてこの万年筆には特筆すべきポイントが2点あります。
一つ目はAPC(Air Pressure Compensation)と呼ばれる空気圧調整機構です。
これは、飛行機内のように気圧が地上より低い場合でも使用できるというものです。
つまり、このAPCという仕組みによって相対的に上昇するペンの内圧を
うまく逃がしてくれるようです。
機会があったら是非試してみたいと思います。
そしてもうひとつの特筆事項
T.I.I(Triple Ink Injection)と呼ばれるペン芯の構造です。
名前の通り、このペン芯にはインク供給用のスリットが3つあるのです。
これによって安定したインクフローを実現しているそうです。
このおかげかどうかはわかりませんが、スキップ等は発生せず
非常に安定して筆記できています。
全体的にロットリングらしい質実剛健な万年筆です。
そんな、ソリッドな味付けの筆記感とは対照的な丸みを帯びた
フォルムがコントラストがあって面白いですね。
しかーし
残念ながらこの万年筆は既に絶版であり、新しく新品を入手しにくい状況。
とはいえ、稀に在庫処分品として安価に叩き売られている場合も
あるようなので、ほしい方は探してみて下さい。
※:写真のノートはイニシャル購入時にファーバーカステルのブルーの
水性インクで書いたものです。時間がだいぶ経過して薄くなっていますが
インクフローが悪い為ではありません。
文房具 ブログランキングへ
ステッドラー程ではないですが、ドイツのハンブルクに本社を置く
こちらも有名な製図筆記具メーカー。
思えば初めてロットリングの製品を触ったのは小学校生の頃。
父から貰ったロットリングの製図用コンパス。
小学生が持つにはあまりにも不釣合い(笑)
その頃の影響か、今でもステッドラーよりもロットリングの
ほうが格好良いと(勝手に)思い込んでいます。
rotringのロゴ |
そんなわけで?
今回は私が好きなロットリングの万年筆
「イニシャル」をレビューしたいと思います。
メタルボディーの重量感あるデザイン |
外観はメタルボディーらしい金属感を前面に出したクロームメッキ仕上げ
材質は黄銅なのでニッケルの下地にクロームを施しているのではないでしょうか。
(もしかすると直でクロームかもしれませんが)
重量も45gと見た目に違わぬ重さです。
重い万年筆は嫌われる傾向が強いですが、剛性感の強いニブと相まって
ソリッドな筆記感です。
ルックスといい剛性感といい、なんだかポンチみたいですね
(ポンチって知らない方のほうが多いかな? 工具の種類です)
しなりという曖昧な「あそび」を排し、狙った位置でしっかり止める事を重要視する
姿勢はいかにも製図用品メーカーらしいですね。
そしてポンチっぽい(笑)
APCとT.I.I と呼ばれる仕組みが特徴 |
ハート穴のない特徴的なニブデザインがなんとも近未来的な雰囲気です。
そしてこの万年筆には特筆すべきポイントが2点あります。
一つ目はAPC(Air Pressure Compensation)と呼ばれる空気圧調整機構です。
これは、飛行機内のように気圧が地上より低い場合でも使用できるというものです。
つまり、このAPCという仕組みによって相対的に上昇するペンの内圧を
うまく逃がしてくれるようです。
機会があったら是非試してみたいと思います。
T.I.I 搭載のペン芯 |
そしてもうひとつの特筆事項
T.I.I(Triple Ink Injection)と呼ばれるペン芯の構造です。
名前の通り、このペン芯にはインク供給用のスリットが3つあるのです。
これによって安定したインクフローを実現しているそうです。
このおかげかどうかはわかりませんが、スキップ等は発生せず
非常に安定して筆記できています。
コンバーターはペリカン製 |
既に生産は終了しているそうです |
全体的にロットリングらしい質実剛健な万年筆です。
そんな、ソリッドな味付けの筆記感とは対照的な丸みを帯びた
フォルムがコントラストがあって面白いですね。
しかーし
残念ながらこの万年筆は既に絶版であり、新しく新品を入手しにくい状況。
とはいえ、稀に在庫処分品として安価に叩き売られている場合も
あるようなので、ほしい方は探してみて下さい。
※:写真のノートはイニシャル購入時にファーバーカステルのブルーの
水性インクで書いたものです。時間がだいぶ経過して薄くなっていますが
インクフローが悪い為ではありません。
文房具 ブログランキングへ
コメント
コメントを投稿