ポルシェデザイン 万年筆 (Porsche Design P'3150)
先日 ポルシェデザインの万年筆 P'3110 TecFlex を購入したばかりですが
とても良かったので勢いでもう一本ポルシェデザインの万年筆を購入しちゃいました。
フラッグシップと言えるかは判りませんが価格的にはフラッグシップとも言える
P'3150です。
硬質な雰囲気がどとこなくエンジンシリンダーを彷彿とさせます。
そう思うとコンロッド、バルブ、カム、ピストンにも思えてくるから不思議(笑)
完全に気のせいですね。はい。
高校時代は工業系の人間だったせいかもしれませんが、こういう
NC加工された金属の質感がとても好きです。
金属の魅力にひかれて初代プレイステーションの本体のがわをアルミ
で作りなおしてアルマイト処理したぐらいです。
(アルマイト処理したにも関わらず短絡して本体をダメにしたのは内緒です。)
さてさて価格的には一番高価ではありますがニブそのものは3110の後期型と全く同じです。
ニブのロジウムコーティングとデザインが美しい。
使うのがもったいなくなります。
とはいえ
シンプルなデザインなのでこれといってとりあげるポイントも
多くはないですが、やはりキャップにまかれたカーフレザーは大きなポイントです。
私のは黒のカーフレザーですが、ブラウンも良さそうです。
レザー自体はかなり固めのしっかりした作りです。
はがれそうな気配はありません。
当初、結構やわらかい感触をイメージしていたのでこれは意外でした。
ちょっと気になったのは、このカーフレザーは接着剤でくっついているのでしょうか?
仕組みを知りたいですが、流石にこれはいじる勇気がありません。
ペン芯はやはり3110と同じです。
つまり3110のニブと交換する事もできるはずです。
当然コンバーターやカートリッジも共有できます。
・・・ポルシェデザインの万年筆はペリカンが現在、製造及び販売しているとペリカンの
公式サイトに記載されていますが、修理や部品の購入はペリカンから普通にできるのだろうか?
できないと困る・・・。
さて次は個人的に大事なポイントであるロゴです。
うーん、なんとなくシルクスクリーン印刷に見えますね。
iPhoneで撮影しているのですが薄く見えますね。
肉眼だと結構黒色です。
では次にルーペでアップ。
はっきり見えました しっかり黒色です。
文字はだいたい縦1mm 横1.5mmといった所です。
正直小さすぎて気にする人がいないかもしれませんが、私は見逃しません!
しっかり観察しています(笑)
シルク印刷だと思ったロゴですが
ルーペ越しによ~く観察すると ちゃんと彫られている!
写真だとわかりずらいかもしれませんが肉眼でキズミを使って観察すると
しっかりと切削痕が見えます。
こういう所もしっかりやっている所はどこか嬉しくもあり所有欲を
満たしてくれるポイントです。
工業のDNAを感じます。
最後にクリップを見てみます。
クリップもバネ式です。クリップの先端のクリップ受けは鏡面処理されている
作りなので胸ポケットへの収納が滑るようにスムーズです。
(3110の場合は直接ポケット内側の生地とキャップがこすれるので使いこんだ
場合キャップ側に磨き傷のような跡が目立ってくると思われます。)
GERMANYと産地を表すロゴは健在。
文字周囲の光の反射具合からポルシェロゴとは違い、こちらは
文字を打刻したようです。
重量についてはカートリッジ装着済みで計48gとヘビー級
本体 28g
キャップ 20g
バランスについて
キャップを尻軸へ装着すると、バランス的にかなりお尻が重くなってしまい
書きづらいと感じますが、ペン先をしならせる方の中には尻重なほうが
好みの方もいらっしゃるので、ここは好みではないでしょうか?
キャップを払うと本体の全長が123mm前後とコンパクトなので重くても
低重心でニュートラルな印象。
これなら万人受けすると思います。
(ちなみに3110はキャップ払って146mm前後と長いです)
書き味について
これは万年筆全般に言えますが、私はMニブ以上のヌラヌラした書き心地が好みです。
今回の3150はFニブであり、非常にわずかながらですが芯が強いフィーリングがあります。
普段から国産FやEFとかを使用される方からしたら十分柔らかくヌラヌラと感じる
のではないでしょうか。
3110のFニブも当然同じです。
蛇足ですが・・・
文虫はお仕事がITではありますが、子供の頃からプラモデル制作にはまり、
バイク部品の自作、塗装、溶接、フライス、NC旋盤、包丁や和式ナイフの研ぎ等
自分でやれる事は自分でやる派なので万年筆のペンポイントやスリットの
微調整なんかも割と昔からチマチマ自分でやっています。
(最近では友人や知人の分もやらされていますが・・・泣)
大田区だとその道のプロがあちこちの町工場にいたので
その影響かも?。
上に書いた書き味は箱出しの状態でのレビューです。
本来、試し書きの写真もお見せすべきですが、私は字が
小学校低学年ばりなので自粛致します(笑)
まとめ
高いだけの万年筆だけあり、完成度も高いが3150が定価10万弱という事を
考えると定価7万円台で同一ニブで凝った作りの3110のほうが
所有欲と満足度の点で高いペンであると思えた。
少なくとも知らない人にはこれが高級万年筆だとは思われない
くらいシンプルなのも魅力(なのか?)
その点からも、3110と3150どちらか一本を選べと言われたら3110を選択します。
(迷ったなら両方買ってしまうというのも・・・)
懐へのダメージは甚大でしたがコレクションの一つとして
買って良かったと思える逸品でした。
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とても良かったので勢いでもう一本ポルシェデザインの万年筆を購入しちゃいました。
フラッグシップと言えるかは判りませんが価格的にはフラッグシップとも言える
P'3150です。
硬質な雰囲気がどとこなくエンジンシリンダーを彷彿とさせます。
そう思うとコンロッド、バルブ、カム、ピストンにも思えてくるから不思議(笑)
完全に気のせいですね。はい。
高校時代は工業系の人間だったせいかもしれませんが、こういう
NC加工された金属の質感がとても好きです。
金属の魅力にひかれて初代プレイステーションの本体のがわをアルミ
で作りなおしてアルマイト処理したぐらいです。
(アルマイト処理したにも関わらず短絡して本体をダメにしたのは内緒です。)
さてさて価格的には一番高価ではありますがニブそのものは3110の後期型と全く同じです。
ニブのロジウムコーティングとデザインが美しい。
使うのがもったいなくなります。
とはいえ
シンプルなデザインなのでこれといってとりあげるポイントも
多くはないですが、やはりキャップにまかれたカーフレザーは大きなポイントです。
私のは黒のカーフレザーですが、ブラウンも良さそうです。
レザー自体はかなり固めのしっかりした作りです。
はがれそうな気配はありません。
当初、結構やわらかい感触をイメージしていたのでこれは意外でした。
ちょっと気になったのは、このカーフレザーは接着剤でくっついているのでしょうか?
仕組みを知りたいですが、流石にこれはいじる勇気がありません。
ペン芯はやはり3110と同じです。
つまり3110のニブと交換する事もできるはずです。
当然コンバーターやカートリッジも共有できます。
・・・ポルシェデザインの万年筆はペリカンが現在、製造及び販売しているとペリカンの
公式サイトに記載されていますが、修理や部品の購入はペリカンから普通にできるのだろうか?
できないと困る・・・。
さて次は個人的に大事なポイントであるロゴです。
うーん、なんとなくシルクスクリーン印刷に見えますね。
iPhoneで撮影しているのですが薄く見えますね。
肉眼だと結構黒色です。
では次にルーペでアップ。
はっきり見えました しっかり黒色です。
文字はだいたい縦1mm 横1.5mmといった所です。
正直小さすぎて気にする人がいないかもしれませんが、私は見逃しません!
しっかり観察しています(笑)
シルク印刷だと思ったロゴですが
ルーペ越しによ~く観察すると ちゃんと彫られている!
写真だとわかりずらいかもしれませんが肉眼でキズミを使って観察すると
しっかりと切削痕が見えます。
こういう所もしっかりやっている所はどこか嬉しくもあり所有欲を
満たしてくれるポイントです。
工業のDNAを感じます。
最後にクリップを見てみます。
クリップもバネ式です。クリップの先端のクリップ受けは鏡面処理されている
作りなので胸ポケットへの収納が滑るようにスムーズです。
(3110の場合は直接ポケット内側の生地とキャップがこすれるので使いこんだ
場合キャップ側に磨き傷のような跡が目立ってくると思われます。)
GERMANYと産地を表すロゴは健在。
文字周囲の光の反射具合からポルシェロゴとは違い、こちらは
文字を打刻したようです。
重量についてはカートリッジ装着済みで計48gとヘビー級
本体 28g
キャップ 20g
バランスについて
キャップを尻軸へ装着すると、バランス的にかなりお尻が重くなってしまい
書きづらいと感じますが、ペン先をしならせる方の中には尻重なほうが
好みの方もいらっしゃるので、ここは好みではないでしょうか?
キャップを払うと本体の全長が123mm前後とコンパクトなので重くても
低重心でニュートラルな印象。
これなら万人受けすると思います。
(ちなみに3110はキャップ払って146mm前後と長いです)
書き味について
これは万年筆全般に言えますが、私はMニブ以上のヌラヌラした書き心地が好みです。
今回の3150はFニブであり、非常にわずかながらですが芯が強いフィーリングがあります。
普段から国産FやEFとかを使用される方からしたら十分柔らかくヌラヌラと感じる
のではないでしょうか。
3110のFニブも当然同じです。
蛇足ですが・・・
文虫はお仕事がITではありますが、子供の頃からプラモデル制作にはまり、
バイク部品の自作、塗装、溶接、フライス、NC旋盤、包丁や和式ナイフの研ぎ等
自分でやれる事は自分でやる派なので万年筆のペンポイントやスリットの
微調整なんかも割と昔からチマチマ自分でやっています。
(最近では友人や知人の分もやらされていますが・・・泣)
大田区だとその道のプロがあちこちの町工場にいたので
その影響かも?。
上に書いた書き味は箱出しの状態でのレビューです。
本来、試し書きの写真もお見せすべきですが、私は字が
小学校低学年ばりなので自粛致します(笑)
まとめ
高いだけの万年筆だけあり、完成度も高いが3150が定価10万弱という事を
考えると定価7万円台で同一ニブで凝った作りの3110のほうが
所有欲と満足度の点で高いペンであると思えた。
少なくとも知らない人にはこれが高級万年筆だとは思われない
くらいシンプルなのも魅力(なのか?)
その点からも、3110と3150どちらか一本を選べと言われたら3110を選択します。
(迷ったなら両方買ってしまうというのも・・・)
懐へのダメージは甚大でしたがコレクションの一つとして
買って良かったと思える逸品でした。
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