2013年4月23日火曜日

三菱鉛筆 ピュアモルトボールペン SS5015P10


 三菱鉛筆にはピュアモルトというシリーズのペンがあります。
ホワイトオークを胴軸に使った、ちょい贅沢志向のペンです。



 今回はそんなちょっと贅沢志向のピュアモルトシリーズの中でも
上位モデルとなる「PURE MALT oak wood premium edition」の
中のボールペン「SS-5015-P10」を安く入手したので、感想や薀蓄
なんかを残しておこうと思います。



ホワイトオークウッド。

 ビールよりウイスキー派な文虫にとっては、そのワードだけで
も惹かれるものがあります。

 そこでこのオークウッドが樽になりやがてペン軸の元である
ウイスキーオークになり、やがてリサイクル素材になるまでの
過程をメーカーの資料を元に簡単にの文虫なりにまとめてみました。
(間違いや勘違いがありましたらご指摘下さい)

①オークの森から厳選した木を伐採
 基準として、樹齢100年程度の木が選ばれるようようです。

②柾目取り
 伐採したホワイトオークから柾目と呼ばれる縦の目が入った
部分を切り出して、柾目板を作ります。
これは樽にした際、液漏れを防止する為だそうです。
木材の組織が板と並行になっているから毛細管現象による
液漏れを防止できます。

③樽として大活躍
 50年~70年ウイスキーを熟成させるお仕事に就きます。
そして長年の仕事をを終えたオーク樽は既に熟成成分の
殆どが失われ、そこで御役御免となります。

④樽の分解
 本来の役目を終えた樽は鉄輪を外されバラバラに分解されます。

⑤応力緩和
 樽の木材故木板は曲がっています。これを蒸しながら
応力緩和機という機械を使い真っ直ぐに修正します。


⑥完成
 最後に表面を削ってウイスキーオーク完成。
これでようやくペンの材料へ。


長い長い道のりを知ると何だかペンを見る目もちょっと変わりますね。

セットされているインクリフィルはSJP-10(315円)が搭載されていました。
このリフィルはuni POWER TANKという商品名で通っている加圧式リフィルです。
3000hPaで加圧されており、上向きでも氷点下でも書けるとされています。
いわゆるフィッシャーのスペースペンと同じようなリフィル。





このペンを使ってみての感想

 価格を考慮するとかなり良いと思います。
バイクや車同様、文房具の世界においても船来物はやはり魅力的なものが
多いですが、実用という点と価格においては国産はズバ抜けていると感じます。
このペンも「普通に使える」のです。
あたりまえですが大事。



 色気があるペンは用もなく手に取っていじってみたくなるのですが
このペンにも、手にとって落書きの一つもしてみたくなる色気が
じんわりとあります。
これはやはり木軸ならではの良さかと。

特にオフブラックのオークウッドの仕上がりについては黒檀のような
テリや硬質感があり、PILOTの樹脂含浸カバ材を使ったペンよりも
個人的に好みです。

書き味も結構スラスラ書けます。
スラスラといっても油性らしいしっとり感のある書き味です。
リフィルが300円前後なのでランニングコストの心配がありません。

そして見てのとおりこのペンはピュアモルトシリーズでは唯一のキャップ式。
キャップ式はペンのシルエットがシンプルになり美しく見えるので好き。

よって個人的に趣味のペンはノック式よりキャップ式が好み。
仕事だとどうしてもスピードが大事なのでノック式になってしまいますが・・・。

ただ一点だけ言いたい事が・・・
このペンの金属パーツがどうにもチープな印象をうけます。
キャップの作りやデザインにもう少し工夫がほしい所。
もちろんコストが上がってもいいです。


このオークウッドの質感が良いだけに金物パーツが何とも残念。

モンブランのオーブラックのようなデザインで、キャップにもオークウッドを
使ったデザインのほうが個人的にはいいですね。
値段が多少あがってもいいので上記のようなモデルも出してほしい!
万年筆なんかもラインナップにいれてくれると最高です。

そんなやや残念な点もありましたが、ボールペンとしては
満足度もそれなれりある、良いペンだと思います。

このオークウッドへの敬意を表し樽出しウイスキーとパチリ



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